バイオマスから作られた原料だけを使用した全面的バイオマスプラスチック、原料の一部にバイオマスを使用した部分的バイオマスプラスチックに分けられます。
<バイオマスプラスチックと生分解性とは>
バイオプラスチックと総称されますが、バイオマス≠生分解性で、2つの性質が共存するとは限りません。バイオマスは原料の資源を指し、生分解性は機能を意味します。
原料がバイオマス資源かつ生分解性を有する生分解性バイオマスプラスチック、また、バイオマス資源でも生分解性を持たない非生分解性バイオマスプラスチックがあります。
バイオPETやレジ袋に利用されるバイオPEは非生分解性バイオマスプラスチックです。

日本有機資源協会(JORA)ではバイオマスが製品の10%以上、日本バイオプラスチック協会(JBPA)ではバイオマスが製品の重量比25%以上の認定された製品に対して、ロゴマークの表示を認めています。
ご参考ですが”バイオPEとレジ袋有料化について”
消費者が使用するプラスチック製買物袋等の過剰使用抑制を目的に、環境省で2020年7月1日よりレジ袋有料化法が施行されました。プラスチックゴミ全体で廃棄レジ袋の占める割合は2%程度ですが、コンビニ等での辞退率は70%ほどになった様です。

止むを得ず無料配布可能な対象とならない場合も環境に配慮した価値付けされてます。
バイオマス資源を25%以上配合の袋
繰返し可能とされる厚みが50μm(0.05mm)以上のもので「この袋は厚みが50μm以上で繰返し使用することが推奨されています」の主旨が表示された袋
微生物により海洋で分解される海洋生分解性プラスチックの配合が100%の袋 レジ袋、ゴミ袋、カップ、スプーンやホークにも展開されています。